すかーとのすそのセンダングサ

画家すうひゃん。の日々感じたことの絵日記

砂鉄の子供 生きづらさを抱えた人たち

 今バイトしいている作業所には生きづらさを抱えた皆さんが通って来て

毎日畑で作物を作ったり選別をしたりしている。

彼らの持っている生きづらさは

自閉傾向や身体障害、精神など様々なんだけれど、

ここに来ている人たちは

素直に自分の感情を表現して

言われたことを守り

一所懸命に仕事をする。

 

そんな彼らに

作業所のボスはいつも

喧嘩をしてはいけません、悪口を言ってはいけません、

おしゃべりをしすぎてはいけません、寒い時は上着をを着ましょう、

手洗いうがいをしましょうなどと、

毎日ほとんど同じことを言い聞かす。

毎日のルーティーンは彼らにとっては大事なこと。

 

いろんな生きづらさを持った彼らが

山の中で土をいじり、自然を味わいながら日々を送ることは

精神衛生上とても良いらしい。

 

なぜか私も彼らといることが心地よい。

彼らを見ていると、私も生きづらさを抱えた一人なんだと気付かされ、

私に毎日嘘のない笑顔を送ってくれる彼らが愛おしい。

 

個性とは個とはなんだろう。

 

以前友人が

この町には障害者が多いから

”気が低い町”と言い放ったのをを聞いたことがある。

 

都会から来た彼女はすぐにどこかの街へ引っ越してしまった。

 

人の少ない場所へ追いやったのは誰だろうか

そして

その個を許容して

生きているこの場所

その場所が”気が低い”とは誰の論理なんだろうか

 

都会から来た私も

ずっとそのことについて考えている。

 

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砂鉄の子供