すかーとのすそのセンダングサ

画家すうひゃん。の日々感じたことの絵日記

はるじょおん

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小学校の頃、母が喜ぶだろうと

野に咲く、小さな花を摘んで帰った。

名も知らぬ小さな花を持って

息を切らして家へ戻り、

得意げに花を母に差し出した。

”何その,びんぼうぐさ、こんな花,貧乏になるから

早く捨ててきて”と言われた。

小さな花は、私の手の中で

もうぐったり元気が無く、

うなだれていた。

 

スカートのすそのセンダングサ

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子どもの頃住んでた場所の

すぐ近くに里山があって

いつもそこで遊んでた。

たくさん遊んで家に戻ると、

どこでつけたのかわからない

センダングサ

服にたくさんついてた。

遊んだ後に

センダングサをとるのが

とても面倒くさくかった。

 

だけど、親になって

子どもの服にセンダングサ

ついているのを見ると

ほっとする。

 

子どもの頃は

あんなに

迷惑だったセンダングサ

 

今は

とても愛おしい。